レーシックで後遺症が残る!?
レーシック失敗の原因
前述の事件は、レーシックでの技術的な失敗ではないものの、手術が原因で目に異常が起こってしまった為、レーシックの失敗と言えるでしょう。そして、難民になってしまったと言う事です。また、レーシックの失敗とは、どのような場合を言うのでしょうか!?
それは、レーシック手術を行う執刀医の技術的な失敗、即ち、「人為的ミス」や「適応検査で正確なデータが収集できていない」、「レーシックの治療内容が患者に適していない」等が大半であると考えます。
レーシック手術後、治療の甲斐も無く結果として、何らかの後遺症(体調が悪くなった、不正乱視など)が残ってしまった。追加矯正(再手術)が必要になった。これらの場合もレーシックの失敗と思われます。
また、レーシック手術後の日常生活で、アフターケアを怠った時、目に異常が起こる場合があります。自己の管理責任もある様です。十分に注意して下さい。
これって、レーシックの失敗なのでしょうか!?
では、レーシック手術後に、希に起こるハロー・グレア現象、ドライアイ、近視の戻り、目標の視力に達しない、過矯正(矯正し過ぎ)等、レーシック手術の失敗と言えるのでしょうか!?。検証していきます。あくまでも管理人の所見によるものです。ご了承下さい。
ハロー・グレア
レーシック失敗?
レーシック失敗?
瞳孔の直径が、レーシックで切除された部分の直径を超えた場合に起こり、切除部分のエッジで、光が乱反射することが原因と考えられています。夜間に瞳孔が、どの程度大きくなるかは人によって違い、特に、瞳孔が大きくなる人に起こりやすいと言われています。
レーシック手術前の適応検査(暗所瞳孔径測定検査など)で、瞳孔の大きさを正確に測定することで、かなり軽減されると思われます。
ハロー・グレアを全く感じない方もいます。もし、発症しても時間の経過と共に改善されるとされますが、数ヶ月経っても改善されない場合は、後遺症として残る場合が想定されます。その様な場合、レーシックの失敗と考えられます。
ドライアイ
レーシック失敗?
レーシック失敗?
レーシックでは、フラップを作成する際に、角膜の神経(角膜実質浅層の知覚神経)が切断されます。それにより乾燥や刺激に対して鈍感となり、涙の量も減ってしまう場合に発症しやすいと言われています。
しかし、約3~6ヶ月で再生されると言われています。その間は、ドライアイの症状が出ることが希にあります。特に、元々、ドライアイの症状のある方は、引き続き、発症しやすいと言われています。
これらは、人工涙液の点眼によって緩和、治療できるものですが、レーシック手術後に新たに発症した場合、治療を行い、いつまでも改善されなければ、それは、後遺症となりレーシックの失敗と考えられます。
近視の戻り
レーシック失敗?
レーシック失敗?
近視の戻りの原因の1つに、レーシックにより角膜を多く削った為に残った角膜が薄くなり、強度が下がり、「眼圧」の圧力で強度が下がった角膜が押し出され変形してしまう事により起こります。この様な場合は、レーシックの失敗と考えます。
しかし、この様な場合、ドクターの診察の結果、再手術が可能と診断された場合は、追加矯正を行うことで視力を回復させる事ができます。
また、レーシック手術前の眼の状態が、特に強度近視・乱視の方、角膜の厚みが極端に薄い方に発症する可能性があるとされています。また、コンタクトレンズを装用されている方では、ソフトレンズよりもハードレンズの方が、発症する可能性が高いとされています。
希に、手術後の日常生活にも影響される場合があります。特に、眼を酷使する様な状態(長時間によるパソコンや携帯電話の使用、細かい手作業を長時間等)を続けた場合に近視が進行する場合もあります。ご注意下さい。
レーシックの再手術は、1%未満の方というデータもあり、この数値が低いと捉えるより、高いと捉える方が正しいのかもしれません。(品川近視クリニックのデータより)
レーシック手術後、近視の戻りを発症させない為にも、特に「強度近視・乱視の方」「コンタクトレンズのハードレンズの方」等に該当される方は、十分に注意が必要です。信頼の於けるドクターとよく相談して、適切な治療法を選ぶ様にしましょう。
目標値に達しない
レーシック失敗?
レーシック失敗?
予め適応検査の結果データを踏まえて、自身が目標とする視力に達成する為にドクターと相談の上、選択したレーシックの治療法に対して、もし、手術が原因で目標の視力に達しなければ、レーシックの失敗と考えます。
視力の目標値(成功)とは、手術前に装着していたコンタクトレンズやメガネと同等もしくは、それ以上の視力を達成する事だと考えます。しかし、視力の回復目標を2.0を希望としていた場合、1.5までしか回復しなかった場合も失敗と考えるかは本人の判断に任せます。
過矯正
レーシック失敗?
レーシック失敗?
過矯正は、レーザーで角膜が削り過ぎてしまうことで起こる後遺症の一種になります。これは、医療ミスと言えるもので、レーシックの失敗と考えます。また、無理に遠視に合わせようとした結果、近くを見る場合に、眼の調整筋が緊張します。
眼の調節筋と自律神経は、関係している為、疲れ目、頭痛、首の凝りや肩の凝り、めまい、吐き気など体調が悪くなる可能性があります。この様な方には、追加矯正(再手術)で、遠視を少し弱くすることで改善されると言われています。
レーシックを受ける際に、視力2.0を希望とすると過矯正となる可能性があります。視力は、1.0に合わせることが適度なのかも知りません。また、特に強度近視の方は、矯正するのに角膜を多く削る為、大変注意が必要です。
近年、レーシックの人気の高まりから、レーシックを導入する医院が増えています。十分な検査が行われていないのか、また、治療法の選択ミス等によって、過矯正によるトラブルが増加している様です。レーシック難民にならない為にも、医院選びには、ネットの口コミなども参考にすると良いでしょう。
過去のレーシック失敗事例
レーシックの失敗として、2008年に発覚した銀座眼科の集団感染事件に関して、元院長が逮捕されました。眼に異常を発症した人は、角膜炎や角膜が白く濁る後遺症を発症し、角膜の移植が必要等の治療を負わせてしまったのです。
この事件は、特に、レーシック手術中の衛生管理に問題がありました。本来、使い捨てする器具、滅菌消毒しなければならない器具を何もせずに、そのまま別の患者に使ったということです。
この症状は、その眼科医院が衛生管理を怠ったという人為的な失敗が問題であったと言えます。最終的には、レーシックの失敗と言えます。
この事件後、レーシックの失敗に対する不安が広がり、一時、レーシックを受ける方が激減しました。しかし、各医院では、レーシック手術の失敗に対する不安を払拭する為に、ホームページ等では更に衛生管理の強化を謳うなど、安全性を担保するよう努めた結果、徐々に不安感も薄れて、レーシックを受ける患者数も戻りつつあります。
この様に、レーシックで失敗しない為には、先ず徹底した衛生管理が最も重要と言えます。医院選びの重要なポイントの1つでもあります。
その他、レーシックを知る
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レーシックとはレーシックは、入院の必要もなく、手術時間も両眼で20分程度と短く、手術直後、視力が回復し始めます。レーシックは、2000年1月に厚生労働省より安全性が認められました。年々、技術の進歩に伴い、新しい屈折矯正術が誕生しています。
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レーシックのメリットレーシックは、視力回復の効果が高く、多くのメリットを享受する事ができます。特にコンタクトやメガネといった煩わしさから解放される、近視・乱視・遠視といった視力の問題を解決してくれる、なんと言っても手術直後、視力が回復し始めます。
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レーシックのデメリット近視の戻り、過矯正、角膜感染症、エクタジアなどと言ったリスクが考えられます。結果、症状によっては、追加矯正(再手術)や角膜移植、再治療が行われます。レーシックでは、この様なトラブルが発生する事も十分に理解して置かなければなりません。
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レーシックの安全性レーシックは、角膜の表面を薄く削る手術であり、眼球の内部には影響を与えない安全性の高い視力回復術になります。2001年に厚生労働省が安全性を認めました。それにより、レーシックの人気が高まり、一時、年間約40万人の方がレーシックを受けられています。
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レーシックの種類レーシックには、幾つか種類があります。それは、患者の目の状態(近視、乱視、遠視の度数、角膜の厚みなど)によって、分けられています。レーシックを検討している方は、先ず自身が、どの種類の治療法に適応しているのかチェックして知って置くと安心です。
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レーシックをお勧めしたい方レーシックは、煩わしいメガネ、コンタクトレンズ、老眼鏡などから解放され、裸眼で快適な生活を送りたい方にお勧めです。また、ドライアイによって、コンタクトが使用できない方、コンタクトやメガネの着用が職業上で邪魔になる方など、朗報です。
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レーシックが受けられない方レーシックは、全ての方は受けられません。適応検査で不適応と診断された方、18歳未満の方、妊娠中・授乳中の方、眼に強い衝撃を受けるスポーツをされる方、内科的に疾患をお持ちの方、眼の病気(緑内障など)をお持ちの方など、レーシックは、受けられません。
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アベリーノ症を発症している方アベリーノ検査の結果、アベリーノ症を発症している方は、基本的には、レーシックは受けられません。治療には、PRKやPTKが有効とされています。一部の医院では、アベリーノ検査には、更に検査キットを利用して解析し、アベリーノ症の原因遺伝子の有無を判定します。
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レーシックと合併症の関係レーシック手術後に発症する合併症の副作用として、主にハロー・グレア現象、結膜内出血などがあります。合併症は、一過性のものがほとんどです。また、稀にドライアイを発症した場合、後遺症にならない為にも早期の対処が必要になります。
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レーシックと感染症の関係レーシックで発症する感染症には、角膜感染症があります。細菌やウィルスなどが角膜の傷口より侵入し炎症を起こします。状態によっては、角膜移植、最悪の場合、失明の可能性も考えられます。もし徹底した衛生管理の下でレーシック手術が行われていれば、その様な事態に陥る事はありません。
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ドライアイの原因、症状、治療、予防についてレーシック手術後にドライアイの症状が出た場合、原因を追求して、早期の治療が必要になります。今後、ドライアイを繰返さない為にも、日頃からドライアイの予防を心掛けて置く事が重要です。目を乾燥させない様、適宜、まばたきをする、エアコンの使用などに注意!
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レーシック難民の現実レーシック難民とは、レーシック手術後、治療の甲斐もなく、後遺症が残り最悪の状態に陥ってしまった方を言います。日常生活にも支障を来たし、会社を辞める事態にも追い込まれています。現状、多くの被害者は、医院を訴えるなど訴訟問題に発展しています。