ピンホール効果で老眼を改善!
リーディングアイとは!?
老眼治療リーディングアイ(アキュフォーカス)は、ピンホール効果により近くがより快適に見えるようになる治療方法です。また、リーディングアイ・プラスでは、レーシックと組合わせて、近視・乱視・遠視・老眼を同時に治療することが可能です。
現在、リーディングアイは、世界では、数百万症例、日本でも1万症例以上の実績があり、世界47ヵ国で実施されています。
手術方法は、レーザーで角膜にフラップ(ふた)を作成します。そして、老眼を矯正するための「カムラインレー」を片眼(利き眼でない眼)だけに挿入し、フラップを元の位置に戻して手術終了です。手術にかかる時間はわずか数分です。また、もう片方の眼(利き眼)は、遠くが見えるように屈折矯正します。
角膜内に挿入する「カムラインレー」(KAMRAは米国アキュフォーカス社の登録商標です) は、コンタクトレンズよりも小さい直径3.8ミリ・厚さ5ミクロンの黒いリングのような形をしています。
真ん中には、小さな口径の穴が開いており、ピンホール効果により、近くのものが見えるようになります。また、リング表面には高精度レーザーで、8,400個の穴が開けてありますので、角膜の健康が保たれるように作られています。
素材は、白内障手術に使用されている素材でできていますので、角膜内に挿入しても問題ありません。挿入後も、見た目には、違和感もなく自然に仕上がります。そして、カムラインレーは、片眼のみに挿入する治療で、レーシック手術後も取り出すことが可能です。
今迄、CKやモノビジョンによる老眼治療では、遠くの視力が下がるリスクがありましたが、リーディングアイでは、遠くの視力をあまり下げることなく、近くの視力を改善することができる最も効果的な治療方法です。
今まで、品川近視クリニックで提供されていましたが、製造メーカーであるCorneaGen社(米国)が、KAMRA Inlayの製造販売を終了したことを受け、品川近視クリニックでは、老眼治療リーディングアイの取り扱いを止むを得ず中止になりました。
リーディングアイ・プラスの手術方法
リーディングアイ・プラスの手術にかかる時間は、両眼で10~20分程度と、短時間で終了します。手術前に点眼麻酔を行うため、手術中は痛みを感じることはありません。
当日の所要時間は、手術前の準備(診察や検査など)、手術後の休憩時間を含めて約2時間程度になります。
- ●洗眼・点眼麻酔
- 眼を洗浄し、麻酔の点眼薬を手術する前に付けた後、瞬きしないよう、開眼器でまぶたを固定します。
- ●フラップの作成
- フェムトセカンドレーザーという機器で、角膜の表面に照射して削り、フラップを作成します。
- ●エキシマレーザーを照射
- フラップをめくり、角膜にエキシマレーザーを照射して屈折矯正します。
- ●カムラ設置
- フラップの下にカムラインレーを片眼(利き眼ではない眼)に設置します。
- ●フラップの固定
- 再び、フラップをもとの位置に戻して固定します。戻されたフラップは、約1週間程度で切断面が再生し、密着します。