老眼対応の遠近両用レーシック
スープラコアとは!?
老眼治療「スープラコア」(SUPRACOR)は、2011年5月、EU加盟国における基準を満たしたことで、その安全性が証明され、老眼治療としてスープラコアを日本で初めて開始しました。
スープラコアは、2010年にパリで開発され、老眼に対して有効なエキシマレーザーである「Technolas 217P」を国内で、唯一導入する錦糸眼科のみが治療可能でしたが、現在、閉院しています。
スープラコアは、両眼の角膜をエキシマレーザーで、遠近両用コンタクトレンズのような形状に角膜を変形させ、遠く・近くがどちらの眼でも見えるようにします。また、近くや遠くだけでなく、中間距離の見え方もより自然に見える技術です。
近年までは、レーザーで角膜を調整して、老眼治療は、技術的には不可能でした。しかし、スープラコアによって、それが可能になり、老眼・遠視・乱視を同時に治療する事ができるようになります。
また、スープラコアは、4次元対応(眼の動きを感知)し、正確なレーザー照射を行っています。そのため、精度の高い老眼治療が実現可能にしています。
そして、片眼のみに対して行われる老眼治療は、治療しない側の眼はこれまで通り、近くを見ることができません。しかし、スープラコアは、両眼に施しますので、どちらの眼でも近く・遠くが裸眼で見えるようになるのが特長です。
また、片眼のみに対して行われる老眼治療では、左右の見え方に違和感があり、慣れるまで、約1ヶ月~3ヶ月かかりますが、スープラコアでは、約1ヶ月という調査結果が報告され、良好な視力回復まで期間が早いということが言えます。
スープラコアと使用するレーザーは異なりますが、品川近視クリニックで提供されているプレスビーマックスとよく似た治療方法になります。
スープラコアの手術方法
スープラコアの手術にかかる時間は、両眼で10~20分程度と、短時間で終了します。手術前に点眼麻酔を行うため、手術中は痛みを感じることはありません。
当日の所要時間は、手術前の準備(診察や検査など)、手術後の休憩時間を含めて約2時間程度になります。
- ●洗眼・点眼麻酔
- 眼を洗浄し、麻酔の点眼薬を手術する前に付けた後、瞬きしないよう、開眼器でまぶたを固定します。
- ●フラップの作成
- フェムトセカンドレーザーという機器で、角膜の表面に照射して削り、フラップを作成します。
- ●エキシマレーザーを照射(Technolas 217P)
- フラップをめくり、角膜にエキシマレーザーを照射して屈折矯正します。
- ●フラップの固定
- 再び、フラップをもとの位置に戻して固定します。戻されたフラップは、約1週間程度で切断面が再生し、密着します。