レーシックよりも安全性が高いICL
ICL(アイシーエル)とは!?
ICL(アイシーエル)は、眼内の虹彩と水晶体の間に後房型の眼内レンズを挿入することで屈折力を変え、近視・乱視・遠視などを矯正する視力回復術になります。
この方法は、眼の中にレンズを挿入する方法の為、角膜の厚さや近視の度数と関係なく手術を行うことが可能です。
即ち、レーシックなどのレーザー手術では、治療が難しいとされる最強度の近視の方や角膜が非常に薄い方でも治療が可能になりました。
眼内レンズは、安全性の高い素材で出来ており、ハードコンタクトレンズのように日常生活の中で外れてしまうこともなく、異物感もまったくありません。
この治療は、日常の面倒なお手入れや取り外しの必要がないことから「永久コンタクトレンズ」とも呼ばれています。 裸眼と同じ快適さで視力が回復します。
また、ICL(アイシーエル)は、厚生労働省とFDA(アメリカ食品医薬品局)承認の眼内レンズです。そして、すでに70ヶ国、600,000症例以上行われています。
後房型の眼内レンズとは!?
後房型の眼内レンズは、虹彩と水晶体の間にレンズを挿入します。後房型には、「ホールICL(穴あきICL)」・「ICL(アイシーエル)」、等が使用され、患者さま一人ひとりにあったオーダーメイドレンズを使用します。
※眼内レンズの名称が医院によって、若干、異なります。特に、後房型の穴あきICLについて、ホールICLやICLホールタイプ等、呼び名が異なりますので、ご注意ください。
●後房型「ICL(アイシーエル)」
ICL(アイシーエル)(左図)は、レンズを折り曲げることができる為、非常に短い切開幅から挿入できます。
その為、手術後の早期回復が期待できます。また、虹彩へのレンズ固定なども必要なく、両眼の手術が同日に可能です。
レンズを虹彩と水晶体の間に挿入する為、正面から見るとレンズが入っているのが分かりません。
●後房型「ホールICL(穴あきICL)」
ホールICL(穴あきICL)(左図)は、通常のICLの中央部分に、0.36mmの極小の穴が開いているICLです。穴が開いていることで、房水の流れ(眼の中で循環している水の流れ)がスムースになりました。
水晶体前面の房水の流れが改善することで、従来のICLの欠点であった白内障の発生リスクが圧倒的に軽減されました。
また、手術後の眼圧上昇を抑えるための虹彩切除術の必要がなくなり、手術時間が短く、痛みも軽減されるので、患者の負担がより少ない手術方法です。
レンズを虹彩と水晶体の間に挿入する為、正面から見るとレンズが入っているのが分かりません。
ホールICLは、欧州のCEマークを取得している眼内レンズです。既に国内・海外に於いて、フェイキックIOLの主流となっている眼内レンズで、欧州では、ICL手術の約6割がホールICL眼内レンズが使われています。
ICL(アイシーエル)を提供している眼科医院をご紹介
ICL(アイシーエル)の治療を提供してい医院をご紹介します。当サイトで、ご紹介している大手レーシッククリニックでは、料金を限りなく抑えています。
しかし、従来のレーシックと比べると高額になります。また、他の医院と比べてもICL(アイシーエル)に関する実績が豊富な医院になります。失敗しない為には、実績の多い医院を選ぶ事が重要です。
また、定期的に内容の見直しが行われています。突然、変更もしくは中止となる場合がございます。再度、公式ホームページにてご確認ください。
(以下、料金は、2023.10.01 時点)
施術内容 | 料金 (税込) |
---|---|
◎ICL | 460,000円~(両眼) |
【公式サイト】品川近視クリニック ※【 適応検査 ⇒ 無料 】簡単予約! |
施術内容 | 料金 (税込) |
---|---|
◎ICL | 460,000円~(両眼) |
【公式サイト】先進会眼科 ※【 適応検査 ⇒ 無料 】簡単予約! |
施術内容 | 料金 (税込) |
---|---|
◎ICL | 460,000円~(両眼) |
【公式サイト】新宿近視クリニック ※【 適応検査 ⇒ 無料 】簡単予約! |
ICL(アイシーエル)の手術方法
ICL(アイシーエル)の手術にかかる時間は、片眼で15分程度と、短時間で終了します。手術前に点眼麻酔を行うため、手術中は痛みを感じることはありません。
当日の所要時間は、手術前の準備(診察や検査など)、手術後の休憩時間を含めて約2時間程度になります。
- ●洗眼・点眼麻酔
- 目を洗浄し、麻酔の点眼薬を手術する前に付けた後、瞬きしないよう、開眼器でまぶたを固定します。
- ●角膜を切開
- 角膜を3ミリ切開し、切開した部分から後房型レンズを挿入します。
- ●後房型レンズを設置
- 虹彩と水晶体の間に後房型レンズを置きます。近視・乱視・遠視を屈折矯正します。
ICL(アイシーエル)のメリット、デメリット
- 近視の戻りやドライアイを気にする事はありません。また、暗い場所での光のにじみ(ハロー)や眩しさ(グレア)などの副作用を生じにくい等、良好な見え方が期待できます。
- レーシックの様に角膜を削る事がない為、コントラスト感度の低下が少なく、長期にわたりハイクオリティな視力が維持できます。
- レンズを交換したり、取り出す事ができます。もし、見え方が合わない場合は、元に戻すことも可能です。画期的な治療法と云えます。
- 非常に短い切開幅からレンズを挿入する為、手術後の早期回復が期待できます。
- 角膜の歪みの発生を抑える為、ハードコンタクトレンズと同じようなクリアで質の高い視界を実現します。
- UVカットレンズなので、有害な紫外線から水晶体や網膜を保護することができます。
- 年齢20歳未満の方、近視以外に眼の疾患(緑内障・白内障など)がある方は受けられません。
- 希に、白内障を引き起こすことがある。(但し、ホールICLは、このリスクを軽減すると期待されている)
- 患者に合ったレンズ(オーダーメイド)をつくるので、手術をする迄に1~3ヶ月待つ必要があります。
- 料金は高額(両眼約40~100万円程)である。また、内金として、10~30万円をお支払い頂く場合の医院があります。
- 手術後、もし白内障の手術を行う場合は、一度、眼内レンズを取り外す必要があります。
- 新しい視力回復法の為、長期にわたる安全性などのデーターが不十分です。