合併症を発症しやすい人とは!
レーシックの合併症とは!
一般的に、レーシック手術後に発症する合併症の副作用として、ハロー・グレア現象、ドライアイ、結膜内出血などが、何らかの原因で発症する場合があります。その理由として、
特に、「強度・乱視の方」、「角膜の厚みが極端に薄い方」、「手術前にコンタクトレンズをご使用の方」に対して、希にある様です。
レーシック手術後の合併症とは、不具合が一過性で恒久的に残らず、治療が可能なものです。また、後遺症とは、不具合が半永久的に残り、角膜移植による最終手段の治療が必要とされるものです。
手術後の検診を受診して適切に対処をすれば、時間の経過と共に解消するものが殆どです。また、これらの症状や何らかの不安を感じた場合は、放置せずに検診の際に、必ずドクターに相談して下さい。早めの対処が大切です。
そして、希に合併症が改善されずに後遺症として残ってしまう場合があります。もし、強度近視の方、強度乱視の方、角膜の厚みが極端に薄い方、普段からコンタクトレンズをご使用の方は、特に注意が必要です。
レーシックによる合併症の種類
一般的にレーシックの手術後に発症する合併症の副作用として、ハロー・グレア現象、ドライアイ、結膜内出血について、ご紹介します。
ハロー・グレア現象
<ハロー現象>は、街灯のような強い光源の近くに見られ、街灯の光の周囲に同色の薄曇った光の輪が見えるのです。極小から大きなものまで様々な大きさで現れます。特に、夕暮れ時や暗い場所です。ハロー現象は、脳が適応するに従い減少することが分かっています。
<グレア現象>は、明るい光や夜間のヘッドライトなどの人工的な光が眩しくて見るのが辛い症状です。光源や光景が霧の中にある様に見え、強めのハローや眩しく飛び散る光に似ています。
ハロー(暗い場所での光のにじみ)・グレア(眩しさ)は、特に、夜間の視力が低下します。しかし、手術後、数ヶ月で安定してくると言われています。後遺症として、残る場合も多々ある様です。
また、ハロー・グレアは、手術によって矯正した部分と、そうでない部分から入ってくる光が乱屈折を起こすことで起きる現象です。これにも個人差があり、多くは暗所瞳孔径という暗闇での黒目のサイズが関係していると言われています。
黒目のサイズが大きければ大きい程、ハロー・グレア現象が強く出ます。発症すると、 特に、夜間に車を運転している時は、対向車のヘッドライトの光が強く感じ、極端に眩しく感じることがあります。落ち着くまで暫くは、注意が必要です。
結膜下出血(白目の出血)
結膜に内出血を起こす場合があります。手術の際に眼を固定する器具により、眼球を強く圧迫して固定します。その際、部分的に白目が赤くなりますが、手術後1週間程で自然に消失します。
ドライアイ
レーシックでは、フラップを作成する際に、角膜の神経(角膜実質浅層の知覚神経)が切断され、乾燥や刺激に対して鈍感となり、涙の量も減ってしまう場合があります。
しかし、約3~6ヶ月で再生されるそうです。その間は、ドライアイの症状が出ることがあります。特に、元々、ドライアイの症状のある方は、引き続き、発症しやすいと言われています。
その他、レーシックを知る
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レーシックとはレーシックは、入院の必要もなく、手術時間も両眼で20分程度と短く、手術直後、視力が回復し始めます。レーシックは、2000年1月に厚生労働省より安全性が認められました。年々、技術の進歩に伴い、新しい屈折矯正術が誕生しています。
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レーシックのメリットレーシックは、視力回復の効果が高く、多くのメリットを享受する事ができます。特にコンタクトやメガネといった煩わしさから解放される、近視・乱視・遠視といった視力の問題を解決してくれる、なんと言っても手術直後、視力が回復し始めます。
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レーシックのデメリット近視の戻り、過矯正、角膜感染症、エクタジアなどと言ったリスクが考えられます。結果、症状によっては、追加矯正(再手術)や角膜移植、再治療が行われます。レーシックでは、この様なトラブルが発生する事も十分に理解して置かなければなりません。
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レーシックの安全性レーシックは、角膜の表面を薄く削る手術であり、眼球の内部には影響を与えない安全性の高い視力回復術になります。2001年に厚生労働省が安全性を認めました。それにより、レーシックの人気が高まり、一時、年間約40万人の方がレーシックを受けられています。
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レーシックの種類レーシックには、幾つか種類があります。それは、患者の目の状態(近視、乱視、遠視の度数、角膜の厚みなど)によって、分けられています。レーシックを検討している方は、先ず自身が、どの種類の治療法に適応しているのかチェックして知って置くと安心です。
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レーシックをお勧めしたい方レーシックは、煩わしいメガネ、コンタクトレンズ、老眼鏡などから解放され、裸眼で快適な生活を送りたい方にお勧めです。また、ドライアイによって、コンタクトが使用できない方、コンタクトやメガネの着用が職業上で邪魔になる方など、朗報です。
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レーシックが受けられない方レーシックは、全ての方は受けられません。適応検査で不適応と診断された方、18歳未満の方、妊娠中・授乳中の方、眼に強い衝撃を受けるスポーツをされる方、内科的に疾患をお持ちの方、眼の病気(緑内障など)をお持ちの方など、レーシックは、受けられません。
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アベリーノ症を発症している方アベリーノ検査の結果、アベリーノ症を発症している方は、基本的には、レーシックは受けられません。治療には、PRKやPTKが有効とされています。一部の医院では、アベリーノ検査には、更に検査キットを利用して解析し、アベリーノ症の原因遺伝子の有無を判定します。
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レーシックと感染症の関係レーシックで発症する感染症には、角膜感染症があります。細菌やウィルスなどが角膜の傷口より侵入し炎症を起こします。状態によっては、角膜移植、最悪の場合、失明の可能性も考えられます。もし徹底した衛生管理の下でレーシック手術が行われていれば、その様な事態に陥る事はありません。
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ドライアイの原因、症状、治療、予防についてレーシック手術後にドライアイの症状が出た場合、原因を追求して、早期の治療が必要になります。今後、ドライアイを繰返さない為にも、日頃からドライアイの予防を心掛けて置く事が重要です。目を乾燥させない様、適宜、まばたきをする、エアコンの使用などに注意!
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レーシック失敗(後遺症が残る?)レーシックの失敗とは、手術後、治療を施しても予定の視力が回復しなかった。また、後遺症として残ってしまった場合、そのレーシック手術は失敗です。また、ドライアイ、近視の戻り、目標の視力に達しない、過矯正など、失敗のリスクにご注意下さい。
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レーシック難民の現実レーシック難民とは、レーシック手術後、治療の甲斐もなく、後遺症が残り最悪の状態に陥ってしまった方を言います。日常生活にも支障を来たし、会社を辞める事態にも追い込まれています。現状、多くの被害者は、医院を訴えるなど訴訟問題に発展しています。