ドライアイは目の病気!

レーシック手術後のドライアイ

レーシック手術後、稀にドライアイを発症する方が居られます。その原因の1つに、涙の量が不足、涙の蒸発増、涙が安定して出ないなどにより、角膜や結膜の表面が荒れた状態になり、目の疲れや痛みなどの症状が現れます。
また、レーシックが原因で、角膜知覚の低下などにより、まばたきの回数が減少することによっても発症します。
通常、我々の眼は涙液が水分調整を行い、視覚の維持や快適さを保っています。涙液が十分でない場合、ドライアイを発症してしまう場合があります。そして、ドライアイは、レーシックの手術前より症状のある方は多いと言われています。
レーシックでは、フラップを作成する際に、角膜の神経(角膜実質浅層の知覚神経)が切断され、乾燥や刺激に対して鈍感となり、涙の量も減ってしまう場合があります。
しかし、約3~6ヶ月で再生されるそうです。その間は、ドライアイの症状が出ることがあります。特に、元々、ドライアイの症状のある方は、引き続き、発症しやすいと言われています。
この様に、レーシック手術後、約2、3ヶ月は、眼が乾燥しやすい状態下になります。その為、ドライアイにならない様、もし乾燥を感じなくても、適宜、目薬を点眼して眼の乾燥を防ぐように心掛けた方が良さそうです。
勿論、レーシックを受けてもドライアを全く発症しない方が殆どです。非常に個人差のある現象と言えます。手術前の適応検査で、ドライアイの検査を十分に行い、ドライアイの傾向があれば、手術後ドライアイの管理と治療をしっかりと行う必要があります。
ドライアイの症状
ドライアイの症状は様々です。以下の症状のある方、ドライアイかもしれません。ドライアイかどうかは、自己判断せずに眼科の診察を受ける事をお勧めします。

主な症状
- 時々、視界がかすんで見える。
- 過剰に涙が出る。
- 何となく目に不快感がある。
- 目が乾いた感じがする。
- 目ヤニが出る。
- 10秒以上、目が開けられない。
- 光が眩しい、光に敏感になる。
- 目が赤い、痒い、ヒリヒリと痛い、疲れる、重たい、ゴロゴロ感 etc

ドライアイの原因
近年では、パソコンや携帯端末などのモニタ画面を見つめることが多くなりました。その作業を長時間行うと、まばたきの回数が極端に減るためにドライアイを発症しやすくなります。まさに「現代病」です。
また、ドライアイは、空調や暖房、扇風機などによって、目が乾燥することでも起こります。また、他にも、以下の理由で生じる場合があります。ご注意下さい。

主な原因
- 年齢を重ねること(老化)によって、涙量が低下
- レーシックや角膜移植などの目の手術後に発症
- ある特定の薬の使用によって、副作用により発症
- 涙液を作る機能に影響を及ぼす病気を持っている場合
- コンタクトレンズの長期・長時間装用により、目が乾きやすくなる等
- まばたきの減少、空気の乾燥、ストレス過多、生活の乱れ(生活が夜型になった)等
- 女性に多いとされ、アイメイクも、きれいに落としきれなければマイボーム腺が塞がれて発症
- まぶたの形状による問題で、目を閉じる際にまぶたを完全に閉じることができない場合 etc

ドライアイの治療

ドライアイは、眼科医院にて適切な診断と治療が必要です。市販の目薬で水分を補うだけでは十分ではない場合もあります。もし、少しでも気になったら、眼科医院に相談してみましょう。
ドライアイには、専門的な治療が効果的です。 主な治療には、点眼液によるものと涙点閉鎖による治療があります。
【点眼液による治療】
■ドライアイの治療に使われる主な点眼液は、涙に近い成分をもつ人工涙液とヒアルロン酸ナトリウムを含む角結膜上皮障害治療薬があります。それに加えて最近では、ムチンや水分の分泌を促すジクアホソルナトリウムなどが発売されて、ドライアイ治療に使われています。まばたきがなめらかになって、角膜の傷の修復をはじめ、ドライアイ症状を改善します。
【涙点プラグによる治療】
■点眼液で効果が得られない場合は、涙点閉鎖による治療を行います。 涙の排出口である涙点を閉じ、涙の流出を抑えて、涙を目の表面に十分に溜める方法です。涙点にシリコンや合成樹脂製の涙点プラグを挿入します。また、涙点閉鎖の治療には、涙点を縫い合わせる涙点閉鎖術もあります。

ドライアイの予防

季節、周囲の環境、生活習慣、食生活によって、涙が蒸発しやすくなり、目が乾きやすくなることがあります。特に、テレビ、パソコン、エアコン、メガネ、コンタクトレンズの使用状況を改善することは、ドライアイの症状を和らげるのに効果的です。


⇒温かい蒸しタオルなどで目の周りを温め、血行を良くすることで、ドライアイの症状がやわらぎます。目の疲れなどによるドライアイに効果的です。

⇒目の周りをマッサージしたり、指でツボを刺激したりする事は、ドライアイの症状をやわらげるのに効果的です。目のストレッチを行う事で、目のリフレッシュを心掛けて下さい。

⇒目が疲れる、目が乾く、目に不快感があるなど、少しでもドライアイの症状を感じたら、先ず目を休ませる事が大切です。1時間に10分程度、目の休憩を取り入れる様にして下さい。

⇒テレビやパソコンの画面を長時間見続けていると、まばたきの回数が減少します。目に潤いを保つために、意識的にまばたきの回数を増やすように心がけて下さい。

⇒テレビやパソコンなどの配置、目に負担を与えない作業環境をつくりましょう。画面は、目の高さより下に配置することで、まぶたが下がって、目は乾きにくくなります。

⇒コンタクトレンズの長時間・長期間の使用は、角膜や結膜に負担がかかり、ドライアイの原因になります。コンタクトレンズの過剰使用は控えましょう。

⇒目に合わないメガネやコンタクトレンズの使用は、ドライアイの原因になります。自分の視力に合ったメガネやコンタクトレンズを使用して下さい。

⇒乾燥した秋~冬の空気や冷暖房の風の直撃は、ドライアイの原因になります。目に直接、当たらない様にして、また、サングラスを使用し、紫外線から目を守る様にして下さい。

⇒冷暖房の効いた部屋では空気が乾燥し、目が乾きやすくなります。加湿器を使ったり、濡れタオルを干したりするなどして、乾燥から目を守るようにして下さい。

⇒栄養バランスの良い食生活を心掛けるのはもちろんの事、目の健康維持に大切な「ビタミンA」をはじめとしたビタミン群やミネラル類を豊富に含む食品を積極的に取り入れましょう。

※ドライアイは、からだが乾燥しやすい人に多く見られる症状です。室内の温度や湿度にも気を配り、目の乾燥を防ぐことが大切です。
その他、レーシックを知る

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レーシックとはレーシックは、入院の必要もなく、手術時間も両眼で20分程度と短く、手術直後、視力が回復し始めます。レーシックは、2000年1月に厚生労働省より安全性が認められました。年々、技術の進歩に伴い、新しい屈折矯正術が誕生しています。
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レーシックのメリットレーシックは、視力回復の効果が高く、多くのメリットを享受する事ができます。特にコンタクトやメガネといった煩わしさから解放される、近視・乱視・遠視といった視力の問題を解決してくれる、なんと言っても手術直後、視力が回復し始めます。
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レーシックのデメリット近視の戻り、過矯正、角膜感染症、エクタジアなどと言ったリスクが考えられます。結果、症状によっては、追加矯正(再手術)や角膜移植、再治療が行われます。レーシックでは、この様なトラブルが発生する事も十分に理解して置かなければなりません。
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レーシックの安全性レーシックは、角膜の表面を薄く削る手術であり、眼球の内部には影響を与えない安全性の高い視力回復術になります。2001年に厚生労働省が安全性を認めました。それにより、レーシックの人気が高まり、一時、年間約40万人の方がレーシックを受けられています。
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レーシックの種類レーシックには、幾つか種類があります。それは、患者の目の状態(近視、乱視、遠視の度数、角膜の厚みなど)によって、分けられています。レーシックを検討している方は、先ず自身が、どの種類の治療法に適応しているのかチェックして知って置くと安心です。
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レーシックをお勧めしたい方レーシックは、煩わしいメガネ、コンタクトレンズ、老眼鏡などから解放され、裸眼で快適な生活を送りたい方にお勧めです。また、ドライアイによって、コンタクトが使用できない方、コンタクトやメガネの着用が職業上で邪魔になる方など、朗報です。
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レーシックが受けられない方レーシックは、全ての方は受けられません。適応検査で不適応と診断された方、18歳未満の方、妊娠中・授乳中の方、眼に強い衝撃を受けるスポーツをされる方、内科的に疾患をお持ちの方、眼の病気(緑内障など)をお持ちの方など、レーシックは、受けられません。
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アベリーノ症を発症している方アベリーノ検査の結果、アベリーノ症を発症している方は、基本的には、レーシックは受けられません。治療には、PRKやPTKが有効とされています。一部の医院では、アベリーノ検査には、更に検査キットを利用して解析し、アベリーノ症の原因遺伝子の有無を判定します。
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レーシックと合併症の関係レーシック手術後に発症する合併症の副作用として、主にハロー・グレア現象、結膜内出血などがあります。合併症は、一過性のものがほとんどです。また、稀にドライアイを発症した場合、後遺症にならない為にも早期の対処が必要になります。
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レーシックと感染症の関係レーシックで発症する感染症には、角膜感染症があります。細菌やウィルスなどが角膜の傷口より侵入し炎症を起こします。状態によっては、角膜移植、最悪の場合、失明の可能性も考えられます。もし徹底した衛生管理の下でレーシック手術が行われていれば、その様な事態に陥る事はありません。
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レーシック失敗(後遺症が残る?)レーシックの失敗とは、手術後、治療を施しても予定の視力が回復しなかった。また、後遺症として残ってしまった場合、そのレーシック手術は失敗です。また、ドライアイ、近視の戻り、目標の視力に達しない、過矯正など、失敗のリスクにご注意下さい。
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レーシック難民の現実レーシック難民とは、レーシック手術後、治療の甲斐もなく、後遺症が残り最悪の状態に陥ってしまった方を言います。日常生活にも支障を来たし、会社を辞める事態にも追い込まれています。現状、多くの被害者は、医院を訴えるなど訴訟問題に発展しています。