レーシックが受けられるかどうかの判定
レーシックの適応検査とは!
適応検査は、レーシックの手術が受けられるか否かを判断する為に、目の状態を綿密に検査します。
その所要時間は、約2時間程になります。検査結果は、検査後、直ぐに判明します。
最終的にドクターより適応検査のデータと診察を経て、レーシックに適応しているかどうか!?、そして、どの治療法が最適なのかについて判断されます。
レーシック適応検査の現状
適応検査の結果、約10人に1人の確率で、レーシック手術が受けられないのが現状です。
その理由には、近視の度数が最強度の方、レーシックに必要な角膜の厚みが不足している方、角膜の形状異常の方、目に何らかの疾患が発見された方は、レーシックが不適応と判定されます。
もし、レーシックが不適応であっても、他に治療法があれば提案されます。最近では、レーシックがダメでも最適の視力回復の方法が用意されている医院が増えてきています。決して、視力回復を諦めなくて良いのです。
また、適応検査には、一般的に、約5,000円~10,000円の検査代が必要になります。しかし、最近では、患者獲得の為、その検査を無料で行っている医院が増え、気軽に検査を受ける事ができる様になりました。
人によっては、自身がレーシックに適応しているかどうか知りたいと言う方も居られます。また、慎重な方は、適応検査を無料で実施している複数の医院を渡り、納得の行く病院を探していると言う方もいます。
問診票へ記入
先ず、受付を済ませて、問診票の記入があります。
その内容は、コンタクトレンズを使用の方は、その使用状況について、眼鏡の使用暦、アレルギー症状の有無、内服薬、病歴などを記入し、最後に日付と氏名をサインして完了です。
問診票の内容は、レーシックが受けられるか否かに関わる重要なものにもなります。安易に記入するのではなく、包み隠さず、慎重に行う様、心掛けて下さい。
もし、糖尿病などの疾患があるにも関わらず、これくらいは大丈夫と自身の判断で申告をせずにレーシックを受けた場合、視力の回復が遅れたり、手術前より視力が低下する等、視力に大きく影響してくると考えられます。
問診票の内容について、どの様に記入すれば良いのか判らない時は、遠慮せず確認してから記入するようにして下さい。
レーシック適応検査の方法
レーシック手術前の適応検査は、簡単で、検査機器には1人の専門スタッフが就き、測定していきます。
本来は、国家資格を持つ視能訓練士を中心に眼の検査を行います。
指定された検査機器の前に座り、片目づつ丸い穴を覗くだけの検査が多く、機器によっては、事前にスタッフより点眼を受けた後に検査を行うなど、短い検査では、約20秒程度のものあります。また、暗室へ移動し、光を取り入れて瞳孔の大きさを測定したりもします。
初めての方は、一体、何の検査をしているのか解らないと思われますが、レーシックの手術が受けられるどうか、1つひとつ眼の状態をチェックしています。そして、視力回復に必要な情報収集を行っています。
また、適応検査は、医院や希望のレーシックの種類によって異なりますが、一般的には、約10項目の検査が行われます。もし、検査の数が少ない場合には、検査を省略している場合があります。
その場合、綿密にデータを収集していない事が考えられます。結果、目標とする視力が得られない等、リスクが高くなります。注意が必要です。
レーシック適応検査を受ける際の注意点
レーシック手術前の適応検査を受診する際は、幾つか注意しなければならないことがあります。詳しい内容は、レーシッククリニックによって若干異なりますので、再度、電話もしくは、ホームページ等でご確認下さい。
コンタクトレンズの中止日数
正確な数値を得る為に、コンタクトレンズを使用している方は、検査日まで1~2週間の使用を中止し、メガネで過ごす必要があります。
コンタクトレンズの種類(ソフト・ハード・乱視用など)によって、使用中止の日数が異なります。適応検査の予約をご覧下さい。
コンタクトレンズを使用している方は、目の角膜に型が付いてしまう為、その型が元の状態にならないと検査もレーシック手術も行えないと言う訳です。
十分な睡眠と目を休めて置く
正確な数値を得る為に、適応検査の前日は、アルコール等の飲酒はできるだけ控え、十分な睡眠を取るように心掛けて下さい。
また、極力、目を酷使する様な作業(パソコン・細かい手作業等)長時間のスマートフォンの使用を避け、目を休めて置くことが大切です。
来院の際、車の運転は禁止
検査(散瞳後屈折度検査など)の種類によっては、麻酔薬を点眼することもあり、検査後しばらく、目が見え難くなる場合があります。
その為、来院の際は、自身が運転しての車・バイク(自転車)は、控えて下さい。できれば、公共の交通機関を利用するか、家族や知人に車で送って頂けるようにしましょう。
適応検査の有効期限をチェック
適応検査には、有効期限があります。その期間は、医院によって異なります。平均して、1~3ヶ月となりますので注意しなければなりません。
期限を越えてしまうと検査内容は無効となってしまいます。再度、適応検査を受けなければ手術は受けられません。
身分証明書を持参
来院の際は、予約時間よりも約30分前に到着し、余裕をもって検査を受けて下さい。また、受付では、本人を確認できる物の提示があります。
必ず本人を確認できる物(運転免許証・健康保険証・パスポート・マイナンバーカードなどの身分証明書の何れか1つ)を持参して下さい。